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二つのタイデン(帯電、耐電)

二つのタイデン(帯電、耐電)
日常、略して「タイデン」という言葉が使われる時には、正帯電防止(静電気帯電防止用安全・作業靴)のことを意味する「帯電」を指すときと絶縁靴を意味する「耐電」を指す時があります。

「タイデン」という言葉を使用する時、どっちの「タイデン?」と迷われた経験をお持ちの方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、この「タイデン」を一度整理してみたいと思います。

帯電と耐電の違い

日常、略して「タイデン」という言葉が使われる時には、「帯電」を指す時と「耐電」を指す時があります。「帯電」とは、正式には帯電防止(静電気帯電防止用安全・作業靴)のことを指しており、JIS T8103でその性能がしっかりと規定されております。この靴は、体内に蓄積される静電気を除去する為のもので、人体の静電気帯電が爆発、火災、電撃のような事故及び災害、又は生産障害の原因となるような作業及び場所で使用されます。

  一方、「耐電靴」とは、絶縁靴という名称でも呼ばれ、工場内の保全作業あるいは電気工事などの様に作業中に誤って電気回路に触れて感電等を引き起こすおそれのある作業及び場所にて使用されるものです。

以上のように、日常において略して「タイデン」と呼ばれている靴でも、全く異なった性質をもった2種類の靴があります。職場にあった「タイデン」をしっかりと選んで、安心・快適な職場作りを行いましょう。

靴紐の色による違い(シモンさんの場合)

帯電

静電靴はJIS T 8103で靴に静電靴と判るよう靴に明記するか、黄色の靴紐等を使用することとなっています。
(シモンさんの靴は原則帯電靴の紐は黄色になっています。他メーカーの場合は必ずしもこの通りではありません。)





耐電

耐電靴(絶縁靴)はJIS規格がなく、労働安全衛生規則で保護具の種類及び試験基準等が定められていますが、靴紐等の色の指定はありません。シモンは、静電靴は黄色の紐、耐電靴(絶縁靴)は緑色の靴紐を使用しております。




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