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ペットボトルリサイクル工場見学

ペットボトルリサイクル工場見学記
ペットボトルリサイクル工場を見学したときの報告です。

2001年4月21日(火)
行程:新神戸→北九州市 西日本ペット(NPR)→帝人徳山事業所(工場)→新神戸

工場の中は全面的に撮影禁止のため、写真が少なく文章ばかりのページになってしまいました。ご了承ください

西日本ペットボトルリサイクリング株式会社(NPR)

前日(大阪オフ)の余韻も冷めない朝、6時前、家を出て新神戸に向かう。 レールスターに乗り、2時間あまりで小倉到着(近くなりました)。そこからマイクロバスで約30分でNPRにつきました。エコタウンということで、どんなところかと思っていたら、更地が続く工業地帯といった雰囲気でした。まわりにはコピー機や自動車などいろんなものをリサイクルする工場が林立してました。
NPRは思ったより小さな工場でした。
ここでは各地方自治体などから送られてきたPETボトルを圧縮して棒状にしたもの(ベールと呼びます)を溶融し、ペレットと呼ばれる再生PETの粒状にするまでを行っております。
まず、ベールを見せていただきました。これは自治体ごとに品質に差があると嘆いていました。ひどいものは泥のようなものが付いていたり、金属が入っていたりしていました。それを選別機にかけたり、人が直接目視で 選別していました。この選別が大変らしく、作業の大部分がこの作業にあてられていると感じました。みなさん 分別収集にだすとき、異物を入れない、軽く洗うなどちょっとだけ気をつけましょう。それがすごく助かります。

ベール:ランクA
ベール:ランクD
PETボトルからできた商品

徳山市 帝人徳山事業所(工場)
小倉駅での昼食(おいしかった)の後、新幹線で徳山に移動、帝人株式会社徳山事業所に移動しました。コンビナートのなかの大きな化学工場といった雰囲気でした。はじめに一般的な石油からポリエステル繊維ができるまで、再生PETをどのようにポリエステル繊維にするかを丁寧に説明していただきました。学生時代、高分子電気物性なる勉強をしたはずだけど、すっかり忘れていました(汗...)。説明してくださった所長は”この道のプロ”といった雰囲気がただよった方で品質にかける意気込みを感じました。こういう人の作ったものなら無条件で信頼できます。
実際に工場見学させていただきました。化学工場そのものといった雰囲気でした。上工程では配管だけしか見れませんが、下工程で糸状になっていく光景は壮観でした。大きな機械が動き、かなり機械化されていると感じましたが、今ではもっと大規模で省力化された工場もあるとのことです。

まとめ<<循環する作業服>>

PETボトルを再生して作業服を作る工程はほんとよくなって、価格も従来のバージンポリエステルを使ったものと変わらなくなってきました。これを着用していただくのがエコ作業服の第一段階です。(宣伝ですみません)
続いて第二段階として、当社も試験運用を始めた、使用後作業服の回収、リサイクルってのがあります。まだまだ業界全体で始まったばかりという印象を受けました。さらにすすめていけば着用後作業服を再生し、もう一度着ていただくという究極のリサイクルシステムができあがります。実現までクリヤーすべき課題はいろいろあると思いますが、少しずつでも進めていきたいと思います。



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