足元の安全確保には、まず安全靴の着用を!
安全靴の着用については、労働安全衛生規則第558条によって「事業者は通路等の構造又は作業に応じて安全靴その他の適当な履物を定め、作業者に着用させなければならない。」と義務づけられています。
しかし、さまざまな作業環境の中で長時間履かれる安全靴が広く受け入れられるためには、安全であることはもとより、着用者の健康や快適性等の機能性についても十分配慮され、さらに軽量であることがポイントとなります。
シモンの安全靴は、そのいずれにも満足いただけるものと確信いたしますが、とりわけシモンが他社に先駆けて新開発したACM樹脂先芯搭載の安全靴は、先芯の焼却処分も可能で産業廃棄物処理問題にも有益な「自然にやさしい安全靴」として、高い評価をいただいております。
安全靴のJIS規格T8101
この規格は、製造業、鉱業、建設業、貨物取扱業、林業、水産業などの事業場において、着用者の足を保護する為の靴の要件について規定しています。
T8101 安全靴の種類
甲被による種類 | 作業区分による種類(記号) | 付加的性能による種類(記号) |
種類 | 甲被 | 革製 | 革 | 総ゴム製 | 耐油性ゴム | 非耐油性ゴム | | 作業区分 | 記号 | 重作業用 | H | 普通作業用 | S | 軽作業用 | L | | 付加的性能 | 記号 | 耐踏抜き性 | P | かかと部の衝撃エネルギー吸収性 | E | 足甲プロテクタの耐衝撃性 | M |
耐滑性 |
F |
|
耐圧迫性 種類 | 記号 | 性能 | 試験条件 | 中底と先芯のすきま(mm) | 圧迫力 kN {kgf} | 重作業用 | H | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 15{1,531} | 普通作業用 | S | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 10{1,020} | 軽作業用 | L | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 4.5{459} | | 表底の剥離抵抗 種類 | 記号 | 性能N{kgf} | 重作業用 | H | 300{30.6}以上 | 普通作業用 | S | 300{30.6}以上 | 軽作業用 | L | 250{25.5}以上 | |
耐衝撃性 種類 | 記号 | 性能 | 試験条件 | 中底と先芯のすきま(mm) | ストライカの重量(kg) | 落下高さ(cm) | 重作業用 | H | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 20 | 51 | 普通作業用 | S | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 20 | 36 | 軽作業用 | L | 12.5以上〜15.0以上(サイズ別) | 20 | 15 | | 試験時の中底と先芯のすきま
サイズ |
すきま(mm) |
23.0以下 |
12.5以上 |
23.5〜24.5 |
13.0以上 |
25〜25.5 |
13.5以上 |
26〜27 |
14.0以上 |
27.5〜28.5 |
14.5以上 |
29以上 |
15.0以上 |
|
負荷的性能のある安全靴のJIS基準
足甲プロテクタの耐衝撃性
|
耐踏抜き性
記号 | 性能 | くぎ貫通時の力N{kgf} | P | 1,100{112.2}以上 | |
かかと部の衝撃エネルギー吸収性
記号 |
性能 |
吸収エネルギーJ{kgf・m} |
E |
20{2.0}以上 |
| 耐滑性
|
プロテクティブスニーカー
つま先を先芯により保護する軽作業に適したスニーカータイプの作業靴を、プロテクティブスニーカー(略称:プロスニーカー(R) ?)と称します。
その基準となるJSAA規格とは「一定の安全基準や耐久性」を有する製品規格として、公益社団法人日本保安用品協会(略称:JSAA)が制定するプロテクティブスニーカー規格の通称です。
JSAA規格認定作業靴は、安全靴ほどの安全性能を必要としない軽作業を中心に使用されています。
?プロスニーカー(R)は、公益社団法人日本保安用品協会の登録商標です。
プロテクティブスニーカー規格 JSAA
規格 |
JSAA認定品 プロテクティブスニーカー (プロスニーカー) |
記号 |
A種 |
B種 |
種類 |
普通作業用 |
軽作業用 |
耐衝撃性 |
衝撃エネルギー(J) |
70±1.4 |
30±0.6 |
ストライカ質量(kg) |
20±0.2 |
20±0.2 |
落下高さ(cm) |
36 |
15 |
中底と先芯のすきま |
12.5以上〜15.0以上(サイズ別) |
12.5以上〜15.0以上(サイズ別) |
耐圧迫性 |
圧迫荷重(kN) |
10±0.1 |
4.5±0.04 |
中底と先芯のすきま |
12.5以上〜15.0以上(サイズ別) |
12.5以上〜15.0以上(サイズ別) |
表底のはくり抵抗(N) |
300以上(革製) 200以上(人工皮革・ビニールレザークロス製) |
250以上(革製) 150以上(人工皮革・ビニルレザークロス製) |
このページは株式会社シモンさんのご協力のもと作成しております。また、日本規格協会発行 日本工業規格JIS T8101も参考にさせていただいております。著作権について株式会社シモンさんと株式会社サヌキ両方にございます。無断掲載、転記を禁じます。