社員研修と展示会

2016春夏の業界の一番の話題は、2015年10月26日高視認性安全服　JIS T8127が制定されたこと。サヌキではJISの規格書を購入して、しっかりと勉強しています。（技術的なことで理解しきれないところも多いですが）

このようにひとつひとつ丁寧にお調べして、お客様の職場環境に合った商品をご提供したいと思っております。

神戸サヌキでは積極的に社員教育に力を注いでいます。最近では社員だけでなく、派遣スタッフにもいっしょに研修を受けています。また、少し前の話になりますが、退職前の社員に宿泊研修を受けさせて、周りからはなんてもったいないことをすると不思議がられました。その理由について書かせていただきます。

まず、私の会社員時代の体験が影響しています。震災後、家業を継ぐため退職願を提出した私の最後の出勤日は宿泊研修となっていました。経費がかかるなど迷惑をかけるため、「辞退いたします」と人事課長に申し出たのですが、そのとき、人事課長から「この研修はお前にとって将来きっと役に立つ。だから受講しなさい」と言っていただき、受講させていただきました。

内容は４年目の中堅社員研修と展示会で、その研修の結論は「今までは工場などブルーカラーの作業効率が問われてきて、作業効率はかなりのレベルまで来ている。これからはあなたがたホワイトカラーの業務効率が問われる時代になる。業務効率を高めるためには電子メールが有効であるので各自、しっかり準備するように」という内容でした。１９９５年のこの研修の内容が１９９９年にネットショップを始めるにあたっての私のベースになったと思われます。

また、その内容だけでなく、当時受講させていただいた人事課長や会社に感謝の気持ちでいっぱいです。当時はよくわからなかったのですが、逆の立場になってはじめてわかります。そのときの恩返しを自社の社員にしているというのが本音の部分です。