高視認性安全服(高視認作業服)JIST8127の説明(抜粋)
高視認性 安全服 |
全方向360度に高視認性材料(蛍光生地、再帰性反射材)を使用。 すべての方向の視認性を確保するには、水平方向の帯状の再帰性反射材および蛍光生地が、胴部、脚部および腕部を一周していることが重要である。 |
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目に見える 材料の 最小必要面積 |
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注意点 | ロゴ、文字、ラベルなどで覆われたり、妨げられたりしてはならない | ||||||||||||
胴部だけを覆う高視認性安全服 | 蛍光生地は胴部を一周し、幅50mm以上とする。帯状の再帰性反射材は50mm以上とする | ||||||||||||
蛍光生地 | 色は蛍光イエロー、蛍光オレンジレッド、蛍光レッド | ||||||||||||
リスクレベル (高レベル) |
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JIST8127 について |
ISO 20471を基として使用者の利便性を考慮して、技術的内容を変更して平成27(2015)年10月26日制定された。 |
高視認性安全服(高視認作業服)JIST8127の用語の説明
規格の適用範囲 | 着用者の存在について、視覚的に認知度を高める高視認性安全服。 明所及び暗所における車両、建機などの前照灯の下で、どのような光に対しても、運転者または機械作業者に対し、着用者を目立たせることを目的とする。 |
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高視認性安全服 | High visibility warning clothing 見落とされるリスクが高い状況で、視認性を高めることを目的とした衣服。 |
蛍光材料 | fluoresecent material 吸収された波長より長い波長の可視域の電磁波を発する材料。可視光線以外の光にも反応して、一般色よりも鮮明に発色する。 |
蛍光生地 | background material 蛍光性能をもつ生地。 |
再帰反射 | retroreflection 広い反射角にわたって入射光の光路にほぼ沿う方向に選択的に反射光が戻るような反射。 (下記に詳細を説明します) |
再帰性反射材 | retroreflective material 再帰反射性能をもつ材料 |
再帰性反射の説明
反射の種類 | ||
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乱反射 (拡散反射) |
通常目に見える状態 一般的に人が色や形として見ているものはそのほとんどが乱反射しています。反射した光はあらゆる方向に拡散しているため、拡散反射とも呼ばれます。 |
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鏡面反射 | 一般的な反射 光が面に入ったときと同じ角度で反対側に反射した光がでていくのがこの反射の特徴です。 |
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再帰性反射 | 光源方向に帰る反射 入射した光が再び入射してきた方向へ帰る反射。 反射材で「反射」「再帰反射」とはこの機構を採用したものをです。 |
蛍光・再帰性反射 | ||
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蛍光 | 日中、鮮やかな発色 |
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再帰性反射 | 夜間、光に反射 光がどのような方向から当たっても、光が入射した方向(光源)に向かって反射するよう光学的に工夫されたシステムです。 |
再帰性反射材 | ||
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露出レンズ型 オープン タイプ |
ガラスビーズ |
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封入レンズ型 クローズド タイプ |
ガラスビーズ |
高視認性安全服(高視認作業服)JIST8127についてのサヌキの見解
サヌキの見解 | JISの基準は専門性が高く、難しいですが、私なりに理解しているのは |
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刺繍・プリントなど | JISの定義にありますように、蛍光生地、再帰性反射材の最低必要面積が決まっています。また、ロゴ、文字、ラベルなどで覆われたり、妨げられたりしてはならないと決まっております。 よって、刺繍・プリントなどをいたしますと、既定の面積を下回る可能性がありまるので、原則として刺繍・プリントはいたさない方針でございます。 |
著作権など | このページでの説明は |